代表者紹介

代表取締役 上嶋 茂


早稲田大学院ファイナンス研究科卒。ファイナンスMBA。宅地建物取引士。

金融工学やAIを活用した金融システム、流通システム、ERMリスク管理システムのコンサルティングおよび開発保守を手がける。 また、ビジネス変革を希望する企業のデジタル化支援を行う。

20年間にわたり、ITビジネススクールを運営し、5000人以上のITエンジニアの育成とデジタル人財および経営人財の育成を行う。

また、新規事業の創出や事業変革支援ならびにスタートアップ企業への投資育成や中小中堅企業の事業継承支援を手がける。現在は、観光飲食エンタメ・ITコンサル・金融不動産の3つの事業領域の企業経営を行う。

【現任企業】

一般社団法人グローバル・ベンチャー協会 理事長

㈱うえじま企画/㈱UKnet/㈱オープンシステムソリューションズ/㈱地方総合研究所/㈱うえじまインベストメント 代表取締役

㈱水生の庄/賀茂米穀卸㈱ 取締役


代表者インタビュー記事抜粋


引用元 プレミア人材育成協会

・社員の特徴を表すキーワード:明るく元気、自発性、対等平等、差別しない
・会社のビジョンを表すキーワード:ITを活用して社会に貢献する
・入社して欲しい人に期待するキーワード:自発性、勉強を厭わない、文系OK、手に職をつける

グループ会社は6社のうち5社は上嶋さんが社長を務めていらっしゃいます。もう1社は伊豆の温泉旅館。本拠を東京に置きながらも、仙台から大阪まで拠点を置いています。ITを活用したビジネスの向こうにどんなビジョンや考えをお持ちなのか、事業内容や人材育成、採用など幅広くお話を伺いました。

─ 5つの会社の社長として活躍されていますが、それぞれの事業内容について教えていただけますか。

「ITを活用して社会に貢献する」が共通のミッションです。
グループ全体の社会的使命として、「ITを活用して社会に貢献」を掲げて、お客様貢献度NO1の世界に通用するブランド企業を目指しています。ITをお客様の経営に役立てる、ITを活用して社会や地域の活性化に貢献する。そしてこれをグローバルに展開していきたいと考えています。
ITサービスの上流工程から下流工程をセグメント化して、うえじま企画、UKnet、オープン・システム・ソリューションズ、うえじまインベストメント、地方総合研究所の計5社のIT会社を経営しています。
うえじま企画では企業様の新規事業の創出支援、IT活用のコンサルティングなどを行っています。UKnetではスマホアプリなどのソフトウェア開発や、人材紹介などのAIを活用したマッチング支援、求人サイト「BEST JOB」の運営などを行っています。オープン・システム・ソリューションズでは、Linuxなどのオープンソースを使ったシステム開発などを行っています。うえじまインベストメントは、クラウドファンディングを活用した資金調達や事業立ち上げの支援などを行っています。地方総合研究所はデジタルマーケティングを活用して店舗や地域事業の活性化を行っています。
グループには、元々家業が旅館だった経緯がありまして、温泉旅館「水生の庄(みぶのしょう)」があり、私の兄が経営しています。

─ 人材育成事業について詳しく教えていただけますか。

ITビジネススクールは一番の強みです。自前で社員を0から育てられます。
ITビジネススクールを行っていることが弊社の一番の強みだと考えています。知識0から教育できますから、未経験者でも積極的に採用できます。2〜3ヶ月でデータベースやプログラミングの基礎を学び、最終的にスマホアプリまで作れるようになります。
一般向けの研修プログラムには、エンジニア研修、ビジネスアナリストなどのメニューがあり、1日で終わるものから、4ヶ月かかるものまであります。Web、IoT、AI、高度なプログラミング言語など幅広く、ITに関する基本的なスキルから高度なスキルまで対応しています。企業研修ではお客様のニーズに応じたカスタマイズもしています。同じようなスクールは増えていますが、弊社には、赤字でも止めずに20年間続け、5000人以上を育ててきた実績があります。
補足ですが、弊社の新入社員研修では、IT研修以外に「水生の庄」で、従業員と一緒に旅館の仕事をする2ヶ月の泊まり込み研修があります。お掃除や食事の支度、お客様の接待などを通して仕事に必要なコミュニケーションの基礎を学ぶのですが、見違えるように成長します。以前はビジネスマナー研修をやっていたのですが、付け焼き刃では本当の意味で身につかないことを実感して始めた取り組みです。始めて7年程になりますが、技術も大切ですが、やはり対人コミュニケーション力が大事ですね。

─ 会社の雰囲気や風土について教えてください。

自発性を重んじ、社員一人ひとりを対等平等に扱い差別はしないという理念です。
グループ会社は一様に、「明るく楽しく元気に」がテーマで、社員は非常に仲が良いと思います。私の経営的にも、ノルマを設定してそれを達成しなさいというのは一切やっていません。基本的に自発的に目標を決めてがんばっていく文化を創っていこうとしています。まだ完璧でありませんが、風土として大切に育てたいと考えています。
加えて、我々にはミッションステートメント、会社理念がありまして、お客様や社員同士で、相手に対して平等に接し、差別は一切しないという約束事があります。具体的には、性別、国籍、信条、宗教が違っても差別をしないというのが大前提です。例えば、昇進昇給といった待遇面でも差をつけません。その結果、弊社では役員、事業部長などの管理職の女性比率は高いです。中国の方など外国人を増やしていまして、日本人と同じ待遇です。

─ コミュニケーション力の話が出ましたが、どんな人材を求めていますか。

ITスキルは無くて構いません。自発性があって、勉強を厭わない人であれば活躍できます。
情報系や工学系の方はあまり採用していません。毎年15名ほど採用していますが、だいたい7割が文系の方で、皆さんIT未経験者です。女性の割合も多いです。教育研修の仕組みには自信があり、技術や知識は教えることができると考えています。それよりも、コミュニケーション能力を大切にしたいと考えているからです。世間一般には、ITエンジニアはパソコンに向かって仕事をしていれば良いというイメージがありますが、実際には、お客様の話しをしっかり聞きとり、その上でお客様のビジネスにITをどう活用できるかという視点を持つことが必要です。そうなると文系の方が強いと感じています。
応募者に対しては最初に、勉強が嫌いな人、本を読むのが嫌いな人は来ない方がいいよと釘を刺した上で、それでもやってみたいと思う人は来て下さいと伝えるようにしています。いくら教育の仕組みが整っているといっても限界があるので、そこは学ぶことに対する自発性がないと難しいと考えています。入口を狭めているように受け取らないでください。人間の能力にはそんなに差はないと考えています。学ぶ機会があり、本人がそれに夢中になって取り組む事ができれば、いくらでも伸びるし挽回も可能だと信じています。なんでもやってみないとわからないものです。興味があれば飛び込んできて下さい。

─ 会社に入るとどんな人材になれますか。

ITスキルは勿論ですが、仕事を通して語学力も金融や会計の知識も身につきます。
「手に職をつける」と良く言われますが、ITスキルは今の時代強力な武器になります。加えて、ITの仕事はお客様の業務内容を理解しないとシステムが作れませんから、金融や会計を中心に様々な業種、仕事の仕組みや流れについて学ぶことになります。語学力も鍛えられます。それは開発のプロジェクトでは外国人とのコミュニケーションが必要とされるからですし、会社の昇給・昇進にも関わってくるからです。一例をあげると、英語をほとんど勉強してこずTOEICが250点ぐらいだった社員が、2年半で870点とれるようになったケースもあります。本人の努力もありますが、仕事の現場で英語力が自然と鍛えられたのでしょう。
仕事を通してITスキルが身につく、それを活かしてお客様の仕事に貢献する。その過程でお客様の業務内容について学んだり、語学力を身につけることができる。人は機会が与えられれば、グングン伸びるものだと感じています。成長していける環境であるというのが一番のメリットではないでしょうか。

─ 最後に学生へのエールをいただけますか。

色々な事に取り組んで下さい。一生懸命は必ず糧になります。まずは踏み出そう。
アメリカでは、優秀な学生ほどシリコンバレーのベンチャー企業を目指します。反対に、日本では優秀な学生ほど一部上場企業などの大手志向ですね。安定を求める傾向が強いのでしょう。しかし、そうした気運も少し変わってきたように感じています。先日のベンチャー企業と学生を集めたイベントには、将来グローバルに活躍したいという16歳の高校生や、外国人の学生、AIの開発に取り組んでいる大学生などが参加してくれました。少子高齢化など様々な社会問題がありますが、その問題解決を目指す「スタートアップ企業」を志向する学生が増えていることを実感しています。私はそうした若い皆さんを積極的に支援してオープンイノベーションに繋げていきたいと考えています。
若い皆さんの可能性は本当にいっぱいあると思います。振り返ると勉強しておけば良かったと思うことがたくさんありますので、まずは皆さんには勉強を存分にして欲しいですね。就職活動に振り回されることもあると思いますが、いろいろな所に行ってみたり、いろいろなことに挑戦してください。何でも一生懸命やっていれば、誰かが見ていてくれますし、困った時には誰かが助けてくれるものです。行動に移す一歩があれば可能性はどんどん広がります。

インタビューを終えて

上嶋社長にお会いする前は、WEBサイトに紹介されているグループ会社の事業内容のバラエティぶりに戸惑っていました。一体どんな方なのか、なぜ旅館があるのか。6つの会社にどんな繋がりがあるのか。お話を伺う中、疑問が一つひとつ溶けました。中でも、人の能力にはそんなに差がない、機会さえあれば人は伸びる、仕事の経験の中で人は成長してくという考え方に共感しました。社会人に求められるベースは自発性やコミュニケーション力であり、他者や社会への貢献を通して能力が磨かれていくのだという想いを改めて強くしました。

発行人:一般社団法人プレミア人財育成協会

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